哲学、読書、演劇、思ったこと。

谷翔です。読書メモ以外はnoteで書くことにした→https://note.com/syosyotanisho10

「会話します」

f:id:tani55sho44:20181209115149j:plain 昨日は「会話します 有料100円〜」というのを北千住でやってきました。初めてです。

 いやー、お客さん0人。ま、こんなもんか。


 朝は8時頃に起きて、すぐ出発すればいいものを、勇気が出ずに結局10時過ぎに家を出て……。
 北千住駅について、ペデストリアンデッキに出たんだけど、やっぱり勇気が出ずに1時間近く何もせずにベンチに座ってたねえ。

 青いビニールシートを持ってきてて、それに座ってやろうと思ってたんだけど、地面に座るというのがハードル高かった。周りは誰も地面に座ってないし。
 で、目の前のビルに入って簡易椅子を買ってきて、それを並べて、やっと勇気が出て、と言っても15分くらいはウダウダ考えてたのかな。

 それで、13時にやっと、「会話します 有料100円〜」と書いた看板(ダンボール箱)を出しました。くー、勇気要ったーーー。

 しばらくは通行人の方は見れず、ずっと本(信田さよ子『父親再生』)読んでた。おかげで100ページも進んだよ笑

 だんだん通行人の方を見られるようになってきて、見てみると、まあ、ほとんどの人はこっちなんか気にしてない。ときどき少し見てくれる大人がいて、一人くらい「パパー、会話ってなにー?」と言ってる子供がいて、みたいな、そのくらい。お客さんになってくれそうな人は、いたのかなー、いなかったっぽいなー。

 で、14時すぎて陽がビルに隠れ始めると、とたんに寒くなる、震えながら『父親再生』を読む。その中の『イントゥ・ザ・ワイルド』の話(家族から離れたくてアラスカ行っちゃう男の映画)を、自分の今の状況と安易に重ねたりして(安心できる家にいればいいのに12月北千住駅で凍えながらお客さんを待っているこの状況)笑。

 そしたら15:30ころかな。警官に声かけられて。彼いわく「場所の使用許可取ってるのか、という通報が来て……」。僕も、寒いしお客さん来ないしだったのですぐ撤収。あと、警官は「通報が来ちゃうと僕らも対処せざるを得ないので……僕らはべつにいいんですけどね」とも言っていて、ああそんなもんなのね、通報来なけりゃやっていいのね、と思いましたわ。

 で、少し北千住の飲み屋街を散策してから、家に帰りましたとさ。



 何が辛かったかというと、「通行人から馬鹿にされてるんじゃないか」とどうしても考えてしまうことでした。「うわ、あの人なにやってんの、ぷぷぷ……笑」みたいに思われてんじゃないかって、勝手に想像しちゃう。実際はどうなのかは全然分からないわけですけど、どうしてもそんなふうに考えてしまう。ほんと、それがまじで辛かったですね。
 やる前からそれはめちゃくちゃ感じてて、やり始めたら慣れるかなーなんて思ってたけど、全然慣れなかった笑。むしろ、撤収したあとの方がそれが強くなったくらい笑。強くなりすぎて、「怖い」っていう感覚も生まれた笑。いやー、いやはや。


 それなのに!
 今日の朝起きたら、「今日もやろうかな」と思ってる自分がいた!
 でも、「もうやりたくない!!」と思ってる自分もいて、またやりたいと思ってる自分を抑えるために必死でやらなくていい理由を考えてる笑。
 で、そのうち二度寝しちゃってこの時間。

 これから、信田さよ子の講演会に行ってきまーす。