哲学、読書、演劇、思ったこと。

谷翔です。読書メモ以外はnoteで書くことにした→https://note.com/syosyotanisho10

『運転中』

『運転中』

則太(のりた):28歳男
明佳音(あかね):29歳女
恋人、付き合って2年半

則太の家に明佳音が泊まった朝、仕事に行く明佳音を、仕事が休みの則太が駅まで車で送っている

【 】内は声を出す

則太「なんか、家で会うとあんまり会話ないよね」
明佳音「あー」
則太「電話だと喋るけど」
明佳音「そだね」
則太「うん」
明佳音「そんなもんじゃない?」
則太「あ、今の、家でも喋りたいなー、っていう感じの意味で取った?」
明佳音「え、べつに」
則太「あ、そか」
明佳音「なに」
則太「え?」
明佳音「喋りたいの?」
則太「いや、んー、どうだろう」
明佳音「うん?(笑)」
則太「なんていうか、んー、【大きな驚き】、あぁびっくりしたー」
明佳音「【大笑い】」
則太「猫今の?」
明佳音「【大笑いし続けている】」
則太「(明佳音の大笑いに対して)ちょっと」
明佳音「だって、【則太の【大きな驚き】の声真似】→【笑い】」
則太「んん」
明佳音「あぁ面白い」

少しのあいだ運転する

則太「着きましたよー」
明佳音「はーい」

明佳音、車から降りる

明佳音「今度どっか遠出する?」
則太「ん、うん」
明佳音「じゃ」
則太「(手を振る)」

終わり