哲学、読書、演劇、思ったこと。

谷翔です。読書メモ以外はnoteで書くことにした→https://note.com/syosyotanisho10

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『遠くの空に消えた』感想

行定勲監督・脚本の映画『遠くの空に消えた』は、死者に捧げられる作品であると言える。なぜなら、この映画が徹底的に「無駄」なことを描いているからである。反対運動をどんなに頑張っても結局飛行場は建設されるし、 望遠鏡で流れ星を取れるわけはないし、…

傷つけないように

世界を、他者を傷つけないよう頑張ることで精一杯の人って、いるのかもな、と思った。 贈与することができるのは贈与されたことのある人だけだと仮定すると、世界から傷つけられてばかりいる(と感じている)人が、世界に何かを与えることはできない。愛を与…

ドブに捨ててるようなもん

LINEを送って、相手からの返事が遅かったり、いい加減だったりすると、「わしのLINEに返信することよりも重要で大事で充実した生活を、君は送っているのか(いや送っていないだろう)」と思うことがある。「君の人生で一番楽しい瞬間はわしと話している瞬間…

無責任

僕は他人に対して無責任だ。僕のしたことによって、相手がどう感じるかとか、もしかしたらなにか重荷を背負わせるかもしれないとか、とても傷つけてしまうかもしれないとか、そんなことは、結局のところどうでもいい。「結局のところ」と言ったのは、そうい…