哲学、読書、演劇、思ったこと。

谷翔です。読書メモ以外はnoteで書くことにした→https://note.com/syosyotanisho10

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「ツラい」と言うこと

僕は、「人に何かを言う時は、相手が分かりやすいように工夫すべきだ」という趣旨のことを言われたことがあります。ある時、人からそう言われて、僕はこう言い返しました。「いや、僕は言いたいことをいうだけだよ。相手が僕の言いたいことを理解するかどう…

お金とセックスと期待

岸政彦がエッセイの中で、若い頃の親友が飛田の遊郭に通っていたことを書いている。その話の中で、売春宿に対する自分の思いをこう記している。「彼はここにしょっちゅう通っていた。私も何度も誘われたが、金を払って女とセックスすることが申し訳なくて、…

誤解を気にしないこと

誤解をされても気にしないことができるようになること。これが僕の課題のひとつな気がする。 誤解をされるのは嫌なものだ。 瞬時に訂正したくなる。でも、訂正しても、あまり上手くいかないことが多い。一応誤解が解けたように感じても、なんとなくモヤっと…

物体としての小説 脚本との対比 映画化・ドラマ化の困難について

脚本は、言葉でできている。 脚本は言葉でできていなければならない。 なぜなら、それは表現されるものだからである。 それに対して、小説は、物体である。 物、である。 脚本には、あらかじめ2つの側面が想定されている。 表現される前の、単なる言葉として…

6-dim+「KOE」を見て

ロクディムのオンライン公演「KOE」を見た。僕が一番思ったことは、「孤独」をもっと肯定したい、ということだった。 「孤独」は、公演内で、「悪」と結びつけられていた。 だからつまり、「孤独」を肯定するとは、「悪」を肯定するということだ。それは、「…

脚本と、それについての友人とのやりとり

機会があり、脚本というものを書いてみた。 お題は「桃太郎」、長さは「5分くらい」、という条件で。その脚本の全文と、それを読んだ友人と僕とのやりとりを載せる。 誤字や句読点の位置など、若干の修正のした。 ブログ記事にするにあたり補足説明として加…