「ものの見方を変えれば楽になる」
と、言われる。
が、「ものの見方を変える」のは難しい。少なくとも、難しい場合が少なくないと思われる。
「変える」と言うわけだから、そこには、変える「前」と変えた「後」があるわけだ。
今の、現状の見方と、
もっとよい、もっと楽になる、新しい見方。
新しい見方ができるようになるには、
現状の見方を「よしよしする」必要があるのではないか。現状の見方を、現状の見方をする自分を。
「よしよしする」とは、
現状の見方を肯定する、
現状の見方を受容する、
現状の見方をする自分を心から愛しいと感じる、
現状の見方をする自分を愛する、
自分が現状の見方をすることに必然性を感じる、
自分が現状の見方をすることが自分にとって必要なことだったんだと心から感じる、
そういうことだ。
新しい見方ができるようになるには、「まず」、よしよしすることが必要なのではないか。
よしよしする「前」に現状の見方を「否定」してしまっては、新しい見方ができるようにはならないのではないか。
そんなふうに思った。ラーメン屋で。