哲学、読書、演劇、思ったこと。

谷翔です。読書メモ以外はnoteで書くことにした→https://note.com/syosyotanisho10

段階理論

わしは「段階」の理論が好きなんだなぁ、と最近、明確に自覚し始めた。

ニーチェの、精神の三段の変化とか
マズローの欲求階層説とか

なぜ好きなのかと考えると、
やっぱり、
「成長したい」とか、
「上に行きたい」とか、
っていう欲求があるんだろうなと思う。

それ単体ならまだいいんだけど、
「他の人より」成長したい、
「他の人より」上に行きたい、
になりがちなのは、卑しいなぁと思う。

あとは、やっぱり成長欲求とか上に行きたい欲求とかって、自分を苦しめるから、いや。



もちろん、ニーチェマズローの理論自体が駄目だってことではなくて、僕がそれらを好きな理由が嫌だってこと。

「今、自分はこの段階なんだなぁ」と思えると、
その時の自分の嫌な部分とかを受け入れることに繋がる。自分を受け入れることにつながる。焦らなくなる。

段階理論の本来の意義は、
「もっと上がある、だからもっと頑張ろう」
とか思わせることじゃなくて、
「あぁ、自分は今この段階にいるからこんなことをしてしまうんだ、なーんだ、そうだったのか、自分を責める必要はないんだ」
みたいに、その時々の自分を許して受け入れることなんだと思う。