憑依

最近、憑依されてます。

イメージとしては、ある人が僕の頭の中に住み着いて、ああしろこうしろ、ああするなこうするな、と命令してくる、という感じ。
常にではなく、ある特定の場面で、です。

その命令に従う行動は、いつもの自分の行動とは違うため、いつもの自分が抵抗するので、その摩擦で、負荷がかかって、疲弊します。
命令に従わないこともできるんですけど、そうすると、従わなかったことを、頭の中にいるその人が非難してくるので、いつもは生じない罪悪感や自己嫌悪が生じます。

……

ごく稀に、憑依されます。

人と、ガッツリ真剣に話し合って、その人の言葉や考え方や生き方に、深く感じ入ったあとなどに、いつの間にか頭の中にその人がいる、ということがあります。
で、命令されます。

その命令が、
実際のその人の実際の考え方に基づいているものなのか、
もともと僕の中にあったものがその人と会ったことで増幅されたものなのか、
その両方なのか……
分からないですけど。

憑依自体はべつに悪いことでもない。

例えば、解放的な人が憑依してくれたなら、いつもの自分との摩擦はあるにしても、その人の命令に従えば結果的には自分が解放的になって、気分よく生きられるようになったりする。

でも、抑圧的な人が憑依したら、いつもの自分との摩擦はあるし、命令に従えば自分を抑圧してしまって苦しくなるしで、基本、いいことはない。

今回は……

抑圧的な人！（笑）
（いや、あんまり笑い事ではないんだけど）

どうしようかなぁ。
苦しいから嫌だけど。
どうすればいいのか分かんないし……
分かろうとする気力も起きないし……
なんとなく、
せっかくの機会だからいつもと違う不幸なあり方を味わってみようかしら……みたいな気持ちもある。

……
……

いや、やっぱり嫌だな〜