哲学、読書、演劇、思ったこと。

谷翔です。読書メモ以外はnoteで書くことにした→https://note.com/syosyotanisho10

自己を守るための言い聞かせ

僕は
怒りを拒絶している
怒りを抑圧している
怒りを隠蔽している

のか。

……

エニアグラムで、僕はタイプ1(ウイングは9)である。タイプ1は怒りに囚われるらしい。

「タイプ1にとって、世の中とは正しくあって然るべきもの。
そんな理念のため公正公平を常に心がけ、社会がそうでなければ、自分で是正せねばという強い正義感を持って行動するわけですね。
そんなタイプ1の囚われは、「怒り」。
正しくない物、あまりに曖昧な物、不公平な物……正義と理念にそぐわないものに、タイプ1は強い怒りを溜め込んでいきます。」
「自分が怒りを感じやすい分「怒りは敵」と思い感情を抑え込むことが多く、基本的に不満が無ければ物静か。不満を周囲にぶつける時も、あまりきつい言葉を使おうとしません。
「怒ってない! 正しくやろうとしているんだ!」
とまあ、彼らの言い分はこんな感じでしょうか。
純粋に周囲を是正しようと思ってるだけだと思っているわけですが……それでも、それらが上手く行かない怒りはどこかで溜まっていきます。」
https://honnyomumanju.com/category7/category8/entry77.html

「タイプ1の囚われといえば「怒り」というものがありますが……これは非常に見つけにくい。
基本的に怒りを感じやすい反面、内包してどんどん溜め込むタイプなので、表面化した時には手遅れなケースも多いのがこのタイプの特徴です。」(https://honnyomumanju.com/category7/category8/entry117.html

……

昔、僕の両親に会ったある人が、

「怒りの人だね」

と言った。
僕はそれに驚いた。両親が「怒りの人」だと僕は思ったことがなかった。どちらかというと、あっけらかんとしていて、人生を楽しく穏やかに生きている人たちだと思っていた。

……

僕は、怒りを隠蔽する。
怒りに「気付きたくない」。
(他人の怒りもそうだが、自分の怒りは特に?)

……

そういえば、李相日監督の『怒り』(原作は吉田修一)は、面白かったけど、いまいちピンとこなかったなぁ、とか。

……

全く関係ないけど、古市憲寿の『保育園義務教育化』という本の「はじめに」に、「親が人間だって何歳の時に気づきましたか?」という質問があって、僕の場合は、先の「怒りの人だね」という発言を聞いたあと(22歳から23歳にかけて)、というのがその答えになると思う。

……

怒り……
怒り……

思い返すと、ここ2週間ほど、このブログでいろいろと書いてきたが、それは僕の「怒りの発散」みたいなものだと思う。「毒出し」などと呼んでもいいかもしれない。ようやく少しだけ落ち着いてきたところ、だろうか。

……

きっかけはある1人の人との衝突が原因であり、その過程で別のもう一人の人にも否定的態度を取られ、、、
つまり、たったの2人の人からの否定によって、僕の精神状態はかなり悪化してしまったのである(その2人の方から僕を否定しにかかってきたわけではなく、僕がその人たちを否定することによって僕の方から否定「されにいっている」結果なのだけど)。たった2人に否定されただけなのだが、僕の中で「僕はひとりぼっちだ、僕は誰からも嫌われている」というような感じが強まっていった。数日前には、「仲のいい友人にラインを送ったのに既読がつかない!」と、他の友人に泣きながら電話をかけている(既読がつかなかったのは相手のスマホが壊れていたからだった、というのがあとから分かった)。

この不安定さ。
自己を立たせることのできなさ。

先ほどのサイトには、タイプ1の人の健全度が下がると以下のようになると書かれている。

レベル6
「自分の良しとする秩序とバランスを他人に踏み荒らされるのではと極度の不安に陥る。 本格的に攻撃的、批判的になり、自他に対して極端に厳しくなってくる。」

レベル7
「自己イメージに内心自信がなくなってしまい、そのせいでより頑固に。「自分の意見は正しい」と必死に自他に言い聞かせるようになるため、さらに独善的、排他的に。」

レベル8
「ここまで追い込まれてしまうと、もはや自己の理想などどこにもない。「クソッタレで非寛容な世の中」から我が身を守るのにいっぱいいっぱいである。」

自己のあり方に不安を感じ、自信がなくなる、そうすると、自己を守るために、必死で自他に対して自分の正しさを言い聞かせ続けなければならなくなる(それがたぶん、ここ2週間ほどのこのブログだったわけである。)。

……

とりあえず、タイプ1が「統合」を遂げるための心構えを置いておくことにする。まあ、焦らず行こうぜ。

・自分に厳しい「自身の声」は、自分をより良くする絶対の存在ではない!
・自分の心の声は絶対ではない!
・自分の本音をしっかりと理解すべし!
・リラックスできる空間、弱音を吐ける場所や人!
・完璧でないことをしっかり知るべし!
https://honnyomumanju.com/category7/category8/entry86.html

……

僕が診断したサイト
https://honnyomumanju.com/category7/entry126.html
https://www.enneagram.ne.jp/about/diagnosis/dns01

ウイングの説明と、タイプ別の簡単な紹介
https://seikaku-type.com/enneagram/with-wing

いろいろ記事があって詳しい(今回いろいろ引用したサイト)
https://honnyomumanju.com/category7/


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