哲学、読書、演劇、思ったこと。

谷翔です。読書メモ以外はnoteで書くことにした→https://note.com/syosyotanisho10

タイミング

それまで他人に話せなかったこと、というのがある。

それを話すというのは、結構大変なものである。

「さあ、話すぞ」と意気込んで話すこともあれば、あるタイミングで口からひょいと出てきてしまう、ということもある。それらの中間のような仕方もある。なんとなく何かを話したいから友人と一緒にいるのだけど、自分でも何を話したいのか分からず、ダラダラと時間を過ごし、ある瞬間に、「あ、これが話したかったのか」と気づいて話し出すこともある。「今話したい、今話したい」と思いながらも口が開かず、じゃあ今日は解散しようという段になった時に、やっと話せた、というのもある。(これらを全部僕が経験したというわけではない。想像です。)

それに伴ってか、話す場所というのも様々になる。
「ここで話すのか……?」という不安な気分になるような場所で話すことになることもある。

ある時、大学時代に経験して、それまで誰にも話せていなかった出来事を、ある友人に話した。場所はコンビニ(セブンイレブン)の前だった。夜で、別れる直前で、しかもかなりの大雨が降っていた気がする。

まあ、その時、その場所が、最善だったのだろうな、と思う。そこで、実際、話したわけだから。