黙る、ということがある。
まあ、
何か言うのが怖いからとか、
恥ずかしいからとか、
ここはちょっと黙ってみようとか、
めんどくさーいとか、
ただぼーっとしててとか、
黙るでしょここは! とか、
理由はいろいろある。
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喋る、というのもある。
これも、
黙ってるのが不安で、とか、
しーんとしてる空気に耐えられなくてとか、
もうとにかく喋って発散したいとか、
誰かに声をかけたいとか、
ああ今は自分が話すときだ、とか、
まあ、話しときますぅ〜? とか、
いろいろある。
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何もしないのって、怖いと思ったりするときがある。
何かしなきゃ、何かしなきゃ、って思っちゃうとき。
埋めなきゃ、みたいな。
焦ってるとき。
それは、
時間を埋めなきゃだったり、
誰か人とのあいだを埋めなきゃだったり、
原稿用紙を埋めなきゃだったり、
、、、
空白が怖い、のかな。
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この前ゼミで、シモーヌ・ヴェイユの本を読んで、
「真空は、最高度の充満である」っていう文があって。
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「何もしない」は、最高度の「(何か)する」である
なのかな、とか思ったり……
「黙ること」は、最高度の「喋ること」である
とか……
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まあ、だから何だと言うこともないけど、、、
そんなことを思った。