哲学、読書、演劇、思ったこと。

谷翔です。読書メモ以外はnoteで書くことにした→https://note.com/syosyotanisho10

権力構造、子供扱い②

この記事はhttps://tani55sho44.hatenablog.com/entry/2021/08/29/160444の続きである。一応。

……

 対等な状態とは何だろうか、と考える。

 対等ではない関係とは、つまり上下関係とは、以下の関係である。

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 上方向と下方向があり、その間に無数の段階があり、そのどこかにそれぞれの人が位置づけられ、そのそれぞれの位置を前提として人が関わること。

 以上のように対等ではない関係を定義するなら、次の関係も対等ではない関係である。

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 対等な状態とは以下の状態である。

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 皆がはらっぱにいる。はらっぱで遊んでいる。
 対等であるとは、一緒に遊べるということなのではないか。したがって、対等であるとは、友達であるということなのではないか。

 対等ではない関係(上下関係)から、対等な状態(友達)に変わるためには、どうすればよいか。

 それは単に、地面に降りる、ということである。だから、上下関係の中にいる場合にはそれは、下に降りる、ということになるだろう。
 おそらく、誰よりも下に。地面は一番下にあるのだから。
 それは、あらゆる他人に対してへりくだって関わるとかいうことではない。下に降りるのは地面に降りるためであり、それは上下関係そのものから降りるためであるからである。そしてそれはすなわち遊ぶためだからである。友達であるためだからである。